暑い台所で汗をかいて料理するのがくやしかったものです。
しかし、今の家は家中どこにいても適温で快適なので、
家事をするのにもおっくうではありません。
寒い冬でも、トイレや風呂場まで暖かいので、おばあちゃんも
安心です。
子供たちも、勉強する時間になればすっと2階の子供部屋に行きます。
いつも適温の家が当たり前になってしまったので、お盆や正月に
実家に帰ると、普通の家は不便だなあと感じてしまいます。
また、主婦にとってたいへんありがたいのは、クルムです。
近所の農家からたくさんいただいく野菜をごっそり収納できますし、
大きな西瓜もケーキの箱も、ビールやジュースはケースごと、
そのままどんと入れておけるので本当にありがたいです。

でもこの家にも欠点が少々あります。
それは、1階に部屋の仕切りがないので(和室には襖はありますが
昼間はあけているため)、ピアノやテレビの音、子供たちが騒ぐ声が
家中に聞こえてしまうことです。 
おばあちゃんは耳が遠くなっているせいか、電話をするときは扉を
閉めて話をしていて、それが不敏だといいます。
また、冬も暖かいので花瓶の花が長持ちしないことも、おばあちゃんに
とっては困ることのようです。
             
                                     (奥様)
        オール電化ですから実のところ電気代は相当かかるのだろうと
        覚悟していました。
        電気代が安くなる時間帯など考えて使えばいいのでしょうが、
        うちの家族は節約にさほど関心がなく、私以外はそんな電気代の
        しくみも知りませんので、エアコンも電気器具も好きなときに好きな
        だけ使ってきました。
        ところが、義理の妹夫婦が家に来たときに、たまたま置きっぱなし
        だった電気料金表を見て「こんなに大きな家なのにこんなに安いの?」
        と言うのです。 そして、我が家をあちこち調べて、その後すぐ妹夫婦の
        家もオール電化にリフォームしてしまいました。
        でもその家は「FPの家」ではないので、我が家よりは電気代が
        かかってしまうかもしれません。